全ての恋は消滅する/上巻(刀剣乱舞 主燭)
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自らの衰えと限界の気配を予感して引退を決めた審神者。20年連れ添った恋人であり近侍でもある燭台切を引退に伴って現世へ連れて行くかどうかを悩んだ末に、神籍から抜いて人として連れて行くことを決め、赴任期間の30年を振り返りはじめる。加州清光との短い関係と、その後に来るへし切長谷部との7年間。長谷部との別れの夜に起きたことは、その後ずっと見えない重しとなって審神者と、長谷部と、光忠の間に落ちている。 自分の立場も相手の戸惑いも、何もかもを捨てさせて、全てを巻き込み連れてゆく。 それが恋だ。 「あなたは僕を少しも所有してくれない。僕はあなたのものだというならもっと縛って、きちんと支配して欲しいのに、僕は自由だ──こんなにも」 上巻は燭台切さんよりも長谷部くんのほうが印象が強い気もします。長谷部君は審神者に振られる側なので、至上主義のかたには向きませんが女審神者ちゃんといい感じにはなるので(ホモじゃなきゃ駄目って人はこれ駄目だと思います)読後感はそんな悪いもんじゃないと思います。 下巻は2015年末冬コミ発行です。 文庫/204P 本文サンプル http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5866192
自らの衰えと限界の気配を予感して引退を決めた審神者。20年連れ添った恋人であり近侍でもある燭台切を引退に伴って現世へ連れて行くかどうかを悩んだ末に、神籍から抜いて人として連れて行くことを決め、赴任期間の30年を振り返りはじめる。加州清光との短い関係と、その後に来るへし切長谷部との7年間。長谷部との別れの夜に起きたことは、その後ずっと見えない重しとなって審神者と、長谷部と、光忠の間に落ちている。
自分の立場も相手の戸惑いも、何もかもを捨てさせて、全てを巻き込み連れてゆく。
それが恋だ。
「あなたは僕を少しも所有してくれない。僕はあなたのものだというならもっと縛って、きちんと支配して欲しいのに、僕は自由だ──こんなにも」
上巻は燭台切さんよりも長谷部くんのほうが印象が強い気もします。長谷部君は審神者に振られる側なので、至上主義のかたには向きませんが女審神者ちゃんといい感じにはなるので(ホモじゃなきゃ駄目って人はこれ駄目だと思います)読後感はそんな悪いもんじゃないと思います。
下巻は2015年末冬コミ発行です。
文庫/204P
本文サンプル
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5866192